埋蔵文化財調査センターが企画 「大宰府につながる官道」展

熊本大埋蔵文化財調査センターの主催する企画展「大宰府へつながる官道」が8月6日から10月20日まで、同大五高記念館にて開催されている。

黒髪遺跡郡に立地する熊本大黒髪地区では、学内の開発工事にともなって構内遺跡の発掘調査を行ってきた。その結果、黒髪地区には古代の国府と大宰府を結ぶ官道があることがわかった。今回は、これまでの調査結果の一部を公開することで、構内遺跡を中心として九州各地に廻らされた通信・交通網の実態に迫るもの。太宰府市、筑紫野市、みやこ町、久留米市、佐賀県の各教育委員会をはじめ、鹿児島県立埋蔵文化財センター、長崎県埋蔵文化財調査センターが協力した。

熊本大埋蔵文化財調査センターの木下尚子センター長は「熊本大周辺を行き交った古代の人々に想いを馳せていただければ嬉しい」と企画展への挨拶を寄せている。

 

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官道

「官道」とは、使者が情報をいち早く伝えるため、馬に乗って駆け抜ける“高速道路”。7世紀から10世紀頃までの律令時代の日本には、五畿七道と呼ばれた行政区画のうち、九州には「西海道」と呼ばれる道路が走っていた。