熊本城‟復興シンポ”開催

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主催は、熊本大の熊本城等被災文化財の復旧・活用支援プロジェクトチーム。同シンポジウムでは、熊本城の石垣の被害状況の報告と石垣の補修や復旧に向けてそれぞれの専門家が意見を述べた。

パネリストの顔ぶれは、熊本市熊本城調査研究センターの網田龍生副所長と鶴嶋俊彦文化財保護主幹、粟田建設の粟田純司会長、尾上建設の尾上一哉社長、同プロジェクトリーダーの山尾敏孝教授、景観デザイン研究会の島谷幸宏教授の6人。

石垣の被害状況や崩落した原因、熊本城復旧の進捗状況や今後の課題などが論議された。熊本城調査研究センターの鶴島俊彦文化財保護主幹は、通常の石垣と三面を石垣で積み上げた「三方石垣」の構造上の違いなどを紹介した。

現代とは異なる工法で造られ、時代に応じて修繕されてきた石垣は、その『文化的価値』を維持できるかが課題となる。同シンポジウムでは、石工や石積みといった専門の技術者をどう育成するかといった点についても話し合われた。