『イノベーティブな大学』アジア37位

学術論文や特許出願などの指標によってロイターとクラリベイト・アナリティクスが作成した「アジアで最もイノベーティブな大学」トップ75が6月12日、発表された。熊本大(=写真は同大事務局)はアジア37位(国内12位)と順位を上げた。トップは韓国科学技術院(KAIST)、2位はソウル大、3位は東京大。国別で見ると、韓国が22大学、中国が20大学、日本が19大学がランクインした。

前回アジアで40位、国内で15位だった熊本大は、それぞれ順位を上げる結果となった。トップ75に選出された日本の19大学の中で、順位を上げたのは九州大と熊本大の2大学。熊本大は、産学連携や知財管理を専門とするコーディネーター6人を配置。企業から求められる研究や特許の出願に柔軟に対応できる環境を整えた結果、受託研究や特許出願数が大幅に増加し、企業との共同研究も増えたことが評価されたとみられる。


さらに、昨年4月の熊本地震後、熊本大は学長のリーダーシップのもと、大学の研究成果を地域の復興に役立てる「熊本復興支援プロジェクト」の取り組みに力を入れるため、地元企業や自治体との連携を強化してきた。さらに同大は、新産業創出の研究拠点として採択されたことを受けて、薬学部内に大規模な拠点整備に着手した。今後も、学内の研究資源を生かしながら、地域と密着した治療薬の開発など、“革新的”な取り組みが進むことが期待される。