留学生の「国内定着」 促進へ

留学生の国内定着を図る「留学生就職促進プログラム」の審査結果を文部科学省が6月9日に発表した。27大学の応募の中から12大学を採択。九州では唯一、熊本大(=写真はグローバル教育カレッジ)が選出された。実施期間は2017年から5年間。日本での就職を希望する留学生に対して、大学が自治体や地元企業と連携し、インターンシップなどに取り組むという。

熊本大は、留学生就職推進コンソーシアムを結成し、熊本県やIT関連企業らで構成されている経済団体などと連携し、企業への就職支援体制を整備する。また、留学生が日本企業の産業構造を理解し、国内に定着しやすくするためにビジネス日本語教育やキャリヤ教育などを実施する。

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非行少年の再生を支援

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福岡県弁護士会の弁護士によると、元非行少年の雇用に協力的な事業所は、2011年から5年間で約6倍に増えたという。また、熊本県内では、約30社が加盟する「職親の会」が大きな役割を担っている。

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留学生「地震の教訓」英語で

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今回のプロジェクトに参加したのは、ミャンマー、パプアニューギニア、英国からの留学生5人(=写真)。メンバーの体験をもとに被災した外国人を調査し、教訓として生かせる内容をまとめて英語の冊子にした。それだけでなく、KEEPのホームページを開設し、情報発信に力を注いだ。こうした活動の内容を直接伝えるために発表会も企画。2月4日、熊本市国際交流会館で開催された体験発表会には、八代高校の高校生も参加してくれたという。

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美術科生2人「白日会展」入選

第93回白日会展が3月16日から東京の国立新美術館で開催され、熊本大教育学部美術科の岩間美咲希さんの彫刻作品「灯」と田中悠里恵さんの彫刻作品「スピカ」が一般佳作賞を受賞した。2人は昨年十月に開かれた日展でも初入選を果たしたばかり。2人の作品は、鹿児島市黎明館で開催される鹿児島市白日会展での展示も決まっている。

白日会展は、震災のあった大正12年(1923年)に創立された公募展で、白日会が主催。今回は、一般出品者の中から2作品が選出される一般佳作賞に選ばれた。内閣総理大臣賞は、鷺悦太郎氏の「タブリエ」に決定。文部科学大臣賞は牧内則孝さんの作品が選ばれた。

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第9回「東光原文学賞」発表

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優秀賞は、法学部3年の木乃一孝さんの「アジサイの目」、文学部4年の野良犬さんが書いた「若狭と鉄砲」、教育学研究科一年の藤崎銀杏さんが書いた「臨時運行レトロトレイン」、文学部4年の三杉望海さんが書いた「縁者失格」の4作品が選ばれた。(※四人ともペンネーム)

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企画展「RENGA」‐遺跡から見えた近代‐

熊本地震で大きな被害があった熊本大の「埋蔵文化財調査センター」は昨年11月1日から今年4月28日まで、速報展示2016「RENGA―遺跡から見えた近代」を開催している。地震で崩落した五高記念館の煙突についても調査の結果、新しい発見があったという。また今回は、2015年度の発掘調査の成果を公開した。

現在は休館中の五高記念館の資料も併設展示している。今回は、熊本高等工業学校や五高記念館に関する赤煉瓦や陶磁器に焦点を当てた企画展示となっている。昨年12月6日には、発掘調査担当者による展示説明会も実施された。

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「肥後医育ミュージアム」開館

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同大医学部の創立120周年記念事業として改築された肥後医育記念館は総工費5000万円をかけて、2階部分を肥後医育ミュージアムとして改築。さらに「昔寿メモリアル収蔵庫」の建設も決まっている。しかし、四月の熊本地震で被災した医学部への学生に対する就学支援として2600万円を寄付したため、同収蔵庫の建設費用が不足しているという。医学部同窓会「熊杏会」では、期間を延長して寄付を募り、記念事業の完了に向けて総力を傾けている。
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