熊本大・発生医学研究所 奮闘

熊本大発生医学研究所の西中村隆一教授は4月15日、腎臓の元となる細胞の増殖に成功したことを発表した。地震が続く中で世界初の研究を発信していたことがわかった。4月に所長に就任した西中村教授は、京都大の山中伸弥教授にSOSの連絡をしたことがきっかけで、山中教授が他の研究者らと首相官邸を訪れて安部首相に熊本大への支援を要請した。発生医学研究所は、地震直後から所内の被災状況をホームページで発信し、研究所に対する理解と協力を求めてきた。

実験器具が壊れ、エレベーターが稼動しない状況の中で、現在も復旧作業と並行しながら、研究セミナーや実験などの活動も開始した。(=写真、同研究所ホームページより)

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「火の国まつり」開催へ

熊本の夏の風物詩となっている「火の国まつり」は今年も例年通り開催することが6月16日、明らかになった。このまつりは、運営委員会と熊本市が共同で開催している。地震の影響で開催が心配されていたが、6月6日に運営委員会の会合が開かれ、開催に向けて準備を進めていた。熊本市の大西一史市長は、復興を記念するイベントとして開催する意向を表明した。

運営委員会は、熊本の復興の足がかりにする意味で、祭りの名称を「がんばろう! 熊本 第39回火の国まつり」に決定。避難生活を余儀なくされている被災者を観覧席に招待し、県内外から祭りに参加できる「くまもと応援隊」を募集する。熊本県出身の芸能人が祭りに駆けつける計画もあるという。

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熊本城の歴史=「復活」の連続

熊本城の400年の歴史をさかのぼると、自然災害などから何度も蘇った歴史があることが6月5日、熊本大永青文庫研究センターの文献調査で明らかになった。今回の地震では重要文化財13棟が破損し、石垣の53カ所が崩壊するなどの被害が明らかになった。(=写真は熊本城の北十八間櫓付近、5月撮影)

「不落の名城」として知られる熊本城は、加藤清正が熊本城を築城して以降、地震や火災など、度重なる試練を越えて復活してきた。

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熊本大「復興支援プロジェクト」始動

熊本における総合大学としての資源を生かして熊本地震からの復興を支援する「熊本復興支援プロジェクト」が6月14日、熊本大の原田信志学長を総括リーダーとして発足した。被害が集中した益城町に「サテライトラボ」を設置し、復興を進めたい行政と町民の“橋渡し役”となり、まちづくりの拠点として意見の集約や行政の支援、学生ボランティアの活動拠点としても機能させたい考えだ。

震災後、熊本大の研究者からは、これまでの研究成果を熊本の復興に生かすための提案があったことを受け、今回は、その中から7つの復興支援プロジェクトに取り組む。(=表)

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熊本大ら「EVバス」開発へ

普及が遅れているバスやトラックの電気自動車化を推進する熊本大のプロジェクトが6月8日、環境省が推進する実証実験に採択された。乗用車に比べて製造コストが高く実用化が遅れていた「バスのEV化」に熊本大が地元企業と連携して実証実験に取り組む。

同プロジェクトの責任者は、熊本大大学院先端科学研究部の松田俊郎准教授。企業で自動車の開発に長年取り組んだキャリアを持つ同准教授は、環境に対応した技術の開発に腰を据えて取り組める場所として、熊本大を選んだ。実用化に向けては、インフラの整備を含めて課題が多く、役割を分担しながら実証実験に取り組むという。

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熊本大 ロボコン初出場

限られた条件の中でロボットの技術を競うNHK学生ロボコンに熊本大の「からくりサークル」(=写真、ホームページより抜粋)が初出場することが5月19日に決まった。本大会では熊本大を始め、審査を勝ち上がった24チームが争い合う。今回のテーマは「エネルギー」。各チームは、エコロボットとハイブリットロボットの2台を製作し、対戦形式で課題のクリア時間を競い合う。

熊本地震後も活動を続けた熊本大のからくりサークルは、念願の出場を決めた。その後も、本大会に向けて着々と準備を進める。全国の強豪チームとどれだけ渡り合えるか注目が集まる。

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九州連合同窓会を開催

九州・山口地方の熊本大の全学部の卒業生を対象に設立された「九州連合同窓会」の第3回が7月16日、熊本市内のホテルで開催されることが決まった。総会では原田信志学長が「地震復興に向けて」と題して基調講演を行う予定で、熊本の復興を誓う場になりそうだ。夏目漱石の来熊120年を記念して小野友道顧問の講演も予定している。

九州連合同窓会は、2014年に設立され、学部ごとの同窓会組織を統合する形で始まった。創立記念式典(=写真)は熊本市内で開き、第2回の同窓会は福岡市内で開催された。

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