江戸中期の“3名君”の1人 熊本藩主・細川重賢

“『人』を信じ、用い、つくる”

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改革に至る背景
歴史的に語り継がれる細川重賢の業績を見ていくためには、まずは重賢による『宝暦の改革』に至るまでの、熊本藩の状況について見ていく必要がある。 続きを読む

田中研「グッドデザイン金賞」

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長期間にわたる避難所生活で被災者のプライバシーを確保するために紙管をフレームとして用い、布をかけるだけで簡単に組み立てられる間仕切りが特徴。1ユニットを2㍍×2㍍として、家族構成に応じてユニット数を拡張させることもでき、カーテンのように開閉もできるため、被災者の健康状態の確認にも優れ、衛生面にも配慮したシステムとなっている。
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前田名誉教授に『引用栄誉賞』

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前田名誉教授と松村氏はともに「がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見」による受賞となった。同名誉教授は1979年、高分子制がん剤「スマンクス」を開発。さらに86年、高分子薬剤が選択的にがん局所に留まりやすい現象を『EPR効果』として松村氏と共同で提唱した。

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「ベルト型医療機器」臨床試験へ

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この治療法は「温熱微弱電流併用療法」と呼ばれるもので、微弱電流と温熱を同時に伝達する特殊ゴムを腹部にあてて刺激を与えることで、内臓脂肪の減少と血糖改善効果が得られることがわかっている。

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「肥後医育ミュージアム」開館

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同大医学部の創立120周年記念事業として改築された肥後医育記念館は総工費5000万円をかけて、2階部分を肥後医育ミュージアムとして改築。さらに「昔寿メモリアル収蔵庫」の建設も決まっている。しかし、四月の熊本地震で被災した医学部への学生に対する就学支援として2600万円を寄付したため、同収蔵庫の建設費用が不足しているという。医学部同窓会「熊杏会」では、期間を延長して寄付を募り、記念事業の完了に向けて総力を傾けている。
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細胞分裂の‟スイッチ” 創作

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今回の研究は、JSTさきがけ、科研費の支援を受け、オックスフォード大のB.Novak教授、大阪大産業科学研究所の永井健治教授と共同で行われた。
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美術科生「日展」入選

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日展は、文部省美術展覧会の流れを汲む美術展で、改組されてから今回で3回目を迎えた。今回は134作品について審査が行われ、99作品が入選。これまでも、彫刻専攻の大学院生が入選することはあったが、学部生での入選は少ないという。

入選した岩間さんは、支えてくれた先生や友人への感謝の気持ちに溢れ、今後の製作活動に対しても意欲を見せた。同じく入選した田中さんは、入選したことへの驚きを隠せない様子で、今回の結果を自信にして、さらに創作活動に力を入れることを誓った。

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