熊本人財ネットワーク、熊本人財新聞に関わって下さっている皆様のご意見をはじめ、熊本の価値向上に取り組んでおられる皆様方のアドバイスも含め、ホームページの再構築を進めております。
今後とも、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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熊本大大学院生命科学研究部の大塚正巳教授らの研究部グループは8月22日、エイズウイルスに感染した細胞を除去する新しい方法を開発したことを明らかにした。今回開発した化合物「L―HIPPO」を導入するとウイルスが細胞内に閉じ込められるため、細胞が死んでしまうという。従来の治療法で課題だったウイルスの完全駆逐に向けて、注目が集まっている。(=写真は改修工事中のエイズ学研究センター)
これまで、複数の抗エイズ薬を用いる「多剤併用療法」により、エイズウイルス感染者の体内でウイルス増力を抑えることはできるようになったが、完全にウイルスをなくすことができなかった。これは、「リザーバー」と呼ばれる細胞の中にウイルスが潜伏するためで、このリザーバー内のウイルスを除去することが課題だった。
熊本大の小島淳准教授らの研究グループは8月29日、急性心筋梗塞登録事業のデータを用いて環境疫学研究を行った結果、「黄砂」が心筋梗塞の発症と関連していることを世界で初めて明らかにした。この急性心筋梗塞登録事業は、同大が熊本県内の医療機関と協力し、熊本県と取り組むもの。黄砂が比較的多く観測される熊本県内で発症した急性心筋梗塞について3713人のデータを調べたという。その結果、黄砂が観測された後に急性心筋梗塞患者が増えていることがわかった。(=図は背景要因ごとの関連性、同大の報道資料より)
アジア大陸の砂漠で発生した黄砂が季節風によって日本に運ばれる場合、大気汚染物質が付着してできる「黄砂曝露」の影響で呼吸器疾患やアレルギー疾患が国内で増えていることが指摘されていた。研究グループは、循環器疾患の中で急性心筋梗塞に着目。熊本急性冠症候群研究会のデータベースを使い、黄砂との関係を解析した。熊本気象台が2010年4月から2015年3月の期間に黄砂を観測した41日について調べたという。